玉造店は近隣のクリニックのみではなく、近所の方がご自身のかかられた様々な病院の処方箋を持参してくださる地域密着型の薬局です。
「複数の病院の薬を1ヶ所で管理してもらえる」という、かかりつけ薬局としての信頼度も高く、薬の知識だけではなく病気や食事のことなども気軽に相談に来られる方も大勢おられます。そのため患者様の要望に1つでも多く応えられるようスタッフの一人ひとりがレベルの高い薬局を目指しています。
運営会社 | 有限会社ケイ・アンド・ケア |
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所在地 | 〒537-0023 大阪府大阪市東成区玉津1-11-22 |
TEL / FAX | TEL:06-6975-8099 / FAX:06-6975-8089 |
開局時間 | [ 月・火・水・金 ] 9:00~20:00 [ 木 ] 9:00~18:00 [ 土 ] 9:00~15:00 |
主たる病院 | 川上クリニック |
月間処方箋枚数 | 約1,300枚 |
"日々のコミュニケーションを通じて患者さんのお役に立ちたい―――"
そう思い、患者さんとの距離が近く、直接会話のできる調剤薬局を志望しました。中でも大日薬局グループを選んだのは、地域特性に応じた店舗を展開していて、自宅から通いやすい場所にあること、そして、2012年12月に住宅型老人ホームをオープンさせるという情報を聞いたからです。高齢化社会が加速する中で、こうした事業展開は魅力的だと感じ入社を決めました。
入局後は、勉強の毎日。最初は、処方箋を確認して薬を患者さんに出すという薬剤師の業務そのものに怖さを感じました。それは、学生時代にはなかった"責任の重さ"を実感したから。この薬で合っているのか、患者さんの治療に役に立つだろうか・・・。もちろん、一人ですべての作業するのではなく、複数の薬剤師がチェックをして薬を患者さんにお渡しするのでミスはないのですが、当初は自分の業務に対して自信がもてず、漠然とした不安を抱えていました。そんな時、先輩がさりげなく声をかけてくれます。そんな励ましに感謝しながら、ひとつずつ業務や処方パターンを覚えていきました。
仕事をする上で特に気をつけているのは、患者さんの気持ちを読みとって適切なアドバイスをすること。会話を通して、患者さんを元気づけたり、励ましたりするためには、共感すべき場合や言葉の裏を読んで応えた方がいい場合などさまざまなケースがあります。たとえば、ある患者さんはご自分の健康に自信をもっていらっしゃるがゆえに薬を飲むことに屈辱を感じているご様子。患者さんの辛い気持ちに共感し、頷きながら話を聞くだけで気分が和み、「ありがとう」と帰って行かれることもあります。またある患者さんは、自分の病気が重篤なのではないかと不安に感じたようで「この薬は、強い薬なの?」と質問されました。確かに治療効果の高い薬ではあったのですが、「まだ、もっと強いお薬があるので、大丈夫ですよ」とお伝えしたところ、患者さんの表情が晴れました。「優しく接してくれて、ありがとう」や「また、この薬局に来るよ」と笑顔で帰路につく患者さんを見ると私も嬉しくなります。
言葉を選び、患者さんの不安を解消する。学生時代に学んだ「患者さんへの共感」という心のケアを思い出しながら、なにげないやりとりで患者さんを支えることができることに喜びを感じています。
今はまだこなせる業務の範疇も狭く、先輩方のフォローがないと困難なことも多いのですが、もっと知識を身につけ、一人で考えて行動できるようになりたいと思っています。自分自身でも添付文書をよく読むなどしてプラスアルファの情報を収集できるよう努めていますが、それだけでは不十分。もっと深く学びたい領域があるときは、店長に相談し、勉強会を開いてもらっています。直近では、患者さんの数の多いアレルギーに関して学びたいと思い、抗アレルギー剤についての勉強会を開催していただきました。
今後、高齢者が高齢者を看る老老介護が増えるなど、地域医療の中で薬剤師が果たすべき役割はますます大きくなっていくと思います。経験を重ねながらプロの薬剤師としての自分の存在意義を高め、患者さんから「増永さんに相談して良かった」と思ってもらえるようになりたいですね。現在勤務するクリニックの門前薬局だけでなく、他の薬局でも通用する力を身に付けるべく、日々、勉強です!